とにかく天ぷらが美味い。〜大船 ときわ〜

大船の、ときわ。
市場の近くに。この良さげな門構え。
心奪われ潜入することに。
大将はかなり年配で80くらいか。
かなりの老舗感を醸し出す。
ここは天丼が有名らしいのだが、 この暑さで天丼は重すぎると天ざるを頼む。

蕎麦の見た目は、黒い田舎蕎麦。
瑞々しい照りが食欲を沸き立てる。
これはやってくれんじゃねぇのかと、口に入れる…
が、茹ですぎで、ふにゃふにゃ…
これじゃあ、風味も何もあったもんじゃない…
うわあ、やっちまったなあ、と思い天ぷらをいただく。

ぬを！

これは、これは…
こう来ましたか。
ナスの旨味を全部閉じ込め、衣はパギッと立って、口の中でバリバリと音を立てている。
次はオクラ。
オクラの水分を含んださわやかさが染み込んでいく…
野菜を全部いただくと、最後に海老天。
エビフライのような大きな海老が、海老の出汁とともに溢れ出す…
ああ、海老の淡い淡い旨味…
目を閉じると、海の沖へ沖へと誘われていくような…
うむむ…あの大将、ホンモノではないか。
全然やってくれましたな。

食べながらメニューをよくみると、天ぷらとフライと刺身推しなのね。
しかも定食とどんぶり。
で、裏面に、蕎麦うどん。
ここは蕎麦うどんは食っちゃならんのか。
そもそも、カウンターに立ってるメニューなんて、どっちが表でどっちが裏だかわからんが…

いや、次はアジフライ定食だな。
いや、かつ丼もなかなかなんじゃなかろうか。