チェーン店と侮るなかれ。天ぷらそばのコスパが凄まじい。〜てんや〜

五反田エリア

 

五反田 てんや

チェーン店の、てんやのそばが美味いと、私の蕎麦師匠から聞いたので、トライすることに。
てんや、なんて、ベチャベチャの天丼屋のイメージ。
一体、どういうことだ?と五反田のてんやに出向く。

席に通され、メニューをあけると、天丼と、天そば。
なるほど。
天ぷら屋として、天そばもやってるのね。
しかも二八の更科そば。
パートのおばちゃんが忙しなく動いているが、注文を取りに来ない。
手を振って、気づかせる。

天ぷらそば、大もりで。

本当に美味いのか?と不安に思いながら、待つこと数分。
そば猪口を二つも乗せてやってきた。
二つも要らんわ。
はいはい。きました、二八の更科ちゃん。
さて、そばに、わさびを乗せて、そのままダイレクトに行ってみる。
こいつを「直接そば」と名付けよう…

うむ。ちょっと柔らかいそばの食感。
茹で時間もうちょっと短くてもいいかも。
更科そばの甘さとわさびの相性良し。
もう一口と、大目につまんで、もりもり食べてみる。
茹ですぎが少しかき消される。
悪くないぞ。
そして、二八蕎麦の安心感。

さらにつゆにつけて、食す。
つゆがちょっと強め。
つまんだそばの先にちょっとつけるだけでいい。
もりそばとしては、なかなかの及第点。
さてさて、天ぷらは?と、海老からいただく。

おい。これキタな。

衣が立つ、という表現そのままのサクサク感。
顎に心地よい響き。
食べると、海老の水分を含んだ旨味が広がる。
天つゆにつけると、味が複雑になって、楽しみ倍増。
舌をリセットするために、またそばをもぐもぐと食う。
つきはカボチャと、インゲン。
こちらも、カボチャとインゲンの甘み全開。
野菜の甘さとはかくあるべし。
間合いに食べる更科そばが、程よい休息を与えてくれる。
これぞ素材の味。
こいつは素晴らしい。

最後に驚いたのはキスとイカ。
すごいふっくら。
イカも水分をたっぷり含んで旨味を堪能できるのだが、特に、こんなふわっふわの美味いキスの天ぷら、なかなか食えない。
キスにKissとか下らないダジャレが浮かんでくる前に、さらっと平らげちゃう。
天ぷらって、焼く、蒸す、揚げる、を同時にする調理法だけに、バランスよく仕上げるのが難しい。
なのに、パートのおばちゃんが、作ってる。
てんや、恐るべし。

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実は、これ、Dr.Fryという調理器具で調理しているのだ。

これを使うと、いままで天ぷら職人しかできなかった、本格的な天ぷらを素人でも作れちゃう画期的なもの。
しかも、油のカロリー摂取は、半分だ。
その証拠に、てんやの天ぷらの下に敷いた紙には、時間が経っても、ほとんど油が落ちてない。
テレビとかでかなり話題になったので、知ってる人も少なくないかも。
恵比寿の立ち食い天ぷらの菊やにも同じものが入ってるのだが、それを考えても、てんやのコスパの凄さに尻込みをしてしまうわけだ、、、
飲食店のみなさま。
ご興味あれば、てんやで食べてみて。
料理人やシェフほど、ほんとにびっくりするはず。
今使ってる業務用フライヤーに取り付けるだけなので、簡単に導入できちゃう。

しかし、この天ぷらに、この更科そばを合わせて来たてんやは素晴らしいな。
天丼だと、炭水化物気になる人も、そばならガンガン食える。
私なんて2日連続行ってしまったもんな…
天ぷらそば大もりで、約800円程度。
立ち食いよりちょっと高いけど、コスパ考えたら、ぶっちぎりかもしれない。
是非お試しあれ。

ちなみに、最後、てんやには、蕎麦湯が無いという致命的なオチもお伝えしておく…
そば猪口のつゆの出汁が堪能できないのだ…
蕎麦湯ちゅーのは、もりそばの終わりの儀式。
めちゃくちゃ大事なのに…
あああ!!惜しい!!

店名 天丼てんや 西五反田店
ジャンル 天丼・天重、天ぷら
電話

03-3495-2500

住所

東京都品川区西五反田1-17-6

営業時間 [平日] 11:00~23:00
(L.O. 22:40)[土] 11:00~22:00[日・祝] 11:00~22:00日曜営業
定休日 無休

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