水道橋で、今日も心が折れたので、天麩羅いもやにいく。
下手したら10年ぶりだろうか。
入ると、もう昭和だ。
ドラマのセットのようだ。渋い。
客層も私が一番年下くらいの年齢層の高さだが、半分は女性客だ。
昨日のトンカツ屋の客層と全然違う。
長椅子で待っていると隣にいる兄さんに声を掛けられる。
ここね、50年まえなんか毎日来てたんだ、あの時は五百円でさ、、、
昨日どこかで聞いたような話をまたここで聞く。
彼は家が調布で今日は御茶ノ水に用があったから行くまえに水道橋で降りて来たという。
絶対行き先は病院なんだから、天麩羅なんか食って大丈夫だろうか、と思いながら、話をしていた。
15分くらいで席が空いて、カウンターに向かう。
もうすでに熱々の天麩羅が用意されていたから、すぐにありつけた。
上顎を軽く火傷しながら、サクサクの海老の衣を頬張ると、衰弱した心も多少なりとも元気になってくるものだ。
やはり天麩羅は海老だ。
海老が主役。
鱚は小悪魔ヒロイン。
悪い味わいがして、俺好みだ。
烏賊は柔らかい人柄。海老の親友。
カボチャは調子者の脇役。
なんかの葉っぱは、すぐに居なくなりそうなチンピラだ。
葉っぱの天麩羅を全部食ったらやっぱり軽く胸焼けした。
でもこれがないと天麩羅定食食ったとは言えない。
そこを濃厚なシジミの味噌汁と、おひつご飯とお新香で舞台が固められる。
それで、チケット代は、700円。
いやあ、素晴らしい昭和のドラマをいただきました。
いいねえ、水道橋。
店名 | 天麩羅いもや <閉店> |
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ジャンル | 天麩羅 |
電話 | |
予約可否 | なし |
住所 | 閉店 |
営業時間 | |
定休日 |