七輪とテラコッタで、石窯を作る。〜究極のローストチキンを求めて〜 | Yacchaooze!

七輪とテラコッタで、石窯を作る。〜究極のローストチキンを求めて〜

野趣の道
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七輪で石窯。

いろいろと焼いた。
いや、考えうるものは一通り焼いた。
すると、もっとやりたくなるのが人というものである。

年末のクリスマス。
私は常に焼き鳥派だが、鳥の丸焼き、ローストチキンを手配せねばならぬ。
だったら、作ってしまえ、と考えたのが、このテラコッタ七輪石窯。

石窯作れないから、テラコッタをかぶせただけの代物

これを思いついたとき、自分で天才か!と思ったが、想像以上の石窯となった。
丸鶏はさすがに多いかなと思い、骨付きモモ肉を三本とした。
まずは、モモ肉を小さめの網に香味野菜と交互に乗せ、ハリガネで囲い、吊るす。

ハリガネと網を調達。
三本のハリガネを網に括り、頂点で吊るす

これをテラコッタの底の穴から吊り下げる。
網には三本のハリガネを括り付けて、この三本のハリガネが食材を支える。
三本のハリガネをテラコッタの穴からそれぞれ出したら、トングに巻きつける。
これで準備終了。

七輪は、通常よりも、炭を多めに。
最初なかなか庫内温度を高温に保てずにいたが、途中から炭火を追加し、七輪の空気孔から団扇で扇ぎまくった。
すると、温度が一定に保たれる。
それが、180度。

石窯は温度管理が命。温度計を忘れぬように。

肉を焼くのにいい温度だ。
しばらくすると、炭火に鳥の脂が落ちる音がして、香りが漂う。
これで、1時間位放置する。

出てきたのがこちら。

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とんでもない!究極のローストチキンがでてきた!

窯から出したばかりの熱々の鳥を待ってましたとばかりに素手でかぶりつく。
皮はパリッパリッ。
炭火の香りがたまらない。
香味野菜の香りも肉の臭みをいい感じに消してくれている。
1時間くらいじっくり焼いたのが、正解。
油は落ちて、肉に水分がたっぷり。実に柔らかい。
肉の旨味が全部出てるから、このままでいい。
塩とかタレつけると旨味が殺されてしまうので、もったいないから、そのまま貪り食らう。
なんだこれ。
食えば食うほど、美味い!
いままで食べたローストチキンの中で、No.1。
焼き鳥とはまた違う肉肉しさに感動。
店でも食ったこと無い味。
野生味というか、そのまま食ってる感じ。
一瞬で、ぺろりと食ってしまった。
これなら、一羽まるまるやればよかった。
次回は丸鶏でやろうと思う。
ローストチキンだけでなく、ポーク、ビーフもこれでいける。
これは、いい素材で、やるべきだ。
味付けなしというのが、また良い。
流石にそんなの店じゃ出せないもんな。
肉の旨味だけで、飯がススム!!
これぞ、野趣の道!

しかもこのテラコッタ石窯、燻製器にもなる。
炭一つくらい入れて、網にアルミホイルを敷く。
その中にサクラチップをまんべんなくいれたら完了だ。
温度調整が120度くらいまでいければ、ベーコンを生から作れる。
保存食だからちゃんと火を通さないと。

それから、多分、ピザも全然できる。
植木鉢の石窯ピザ。絶対美味いぞ。

ただ、植木鉢置いただけでこの汎用性。
まだまだ使い方のポテンシャルはありそうだ。
これだけでも、七輪の幅が変わるのではないかと思う。
ぜひやってみてほしい。


プロフィール
この記事を書いた人
賈島禅師

蕎麦が主食の酒飲み。
食を追求するあまり、自ら作るようになる。
発酵食品の研究に余念がない。
夜は鎌倉界隈を放浪している。
寺社めぐり好き。

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