店の中に、ドカンと、おでん屋台。
中延からスキップロードを右手に、さらに進むと、文化堂というスーパーの目の前にあるおでん屋。
店の中に、おでんの屋台が突っ込んであって、その周りで飲み食いする風情満点な店内。
いつ行っても地元の人達で混み合っている。
ここのおでんもかなり美味いが、焼鳥も美味い。
おでん屋台を切り盛りしているのは、20代の気のいいねえちゃんだ。
おでんは、何食っても美味いのだが、ニンジン、焼き豆腐、あたりを頼むと通だと思われる。
そして、酒は出汁割がキング。
こいつを頼むと、なみなみの日本酒の熱燗が出てくるのだが、半分呑んだら、屋台のねえちゃんに声をかけると、そこにおでんの出汁を入れてくれる。
何度、この酒で記憶が飛んだか、それこそ記憶にない。
店長のヒロヤが展開する数々のアトラクションが素晴らしい。
店長のヒロヤは、島田紳助プロデュースの某アイドルグループにいたイケメン。
私がベロベロになって、近くのバーに移動しても、店終わりに心配して寄ってくれたりする。
そんな、気の利く、優しい男である。
彼が料理や焼き鳥を担当しているのだが、これがまた美味いのだ。
そんな店だから、彼のファンの女の子たちも来店する。
そういう20代の女の子たちと、ジャンルの違う我々おっさんとセッションが始まり、なかなかのグルーヴが店に生まれる。
LINE交換して、また飲もうぜ、みたいな。
こういうファンタジーがあるのが、この手の飲み屋の素晴らしいところなのだ。
なにより、おでん屋台を切り盛りするマヤをふくめ、店の女の子たちもみんなかわいい。
なにがいいって、愛嬌があるのだ。
私はメロンちゃん推しだ。
だから、ここを我々は「ガールズおでん屋」と呼んでいる。
飲んだら最後、男どもは絶対通うと、断言する。
こういう店を開拓しちゃうので、私はわざわざキャバクラやガールズバー行く必要がない。
そもそも、店側がきちんとアトラクションを用意してくれてるわけだから、これに乗るか乗らないかだけである。
乗ってる人たちは、その店が好きだから常連になるわけで。
そういう趣向性で人と人が繋がっていくのが、酒場である。
世代を超えて、趣向とか感性で繋がる。
世代間格差とか世代間交流とか言ってるヤツらは、目に見える数字で分けちゃうから、人と人が繋がるということの本質が見えない。
形にならないもの、目に見えないもの、だけど、そこに確かにあるもの、というのを肌身で感じていけるというのは酒場の楽しみ方じゃないかと思うのだ。
私はそこに大きな価値があると思っている。
だから、毎夜毎夜、飲み屋を放浪しちゃうのである。
やっぱり、人が好きだなあ。
店名 | いいとこどり |
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ジャンル | 居酒屋、おでん、焼鳥 |
電話 | 不明 |
予約可否 | 可 |
住所 | 東京都品川区東五反田1-18-14 東五反田ビル201 |
営業時間 | 17:00~24:00 日曜営業 |