ロック好きのパン職人さんが作る天然酵母のパン屋〜不動前 BoulangerieA’rrow（ブーランジェリー アロー）〜

五反田TOCメッセのローリング・ストーンズ展を聞きつけ、リップ＆タンをモチーフにした創作パンの試作を作りました、と不動前のパン屋さんからメールをもらった。
そこには試作途中のリップ＆タンのパンの写真があった。
そんなんされたら、こっちはテンションめっちゃ上がるわけですよ。
早速ストーンズ展の関係者に連絡して、送ってきたリップ＆タンのパンの写真を見せると、みんなで超面白いっすね！と大盛り上がり。
ベロをハムにして、とかいろいろ言い出すので、私は「ちょっと待ってください、さすがにできるできないとかもあるだろうから、一旦会ってきます」と伝えた。

このパン屋さんは、不動前の駅の近くに昨年11月にオープンしたばかりのブーランジェリー アロー。
女性オーナーの青地さんから、ご連絡をいただいたのだが、明るく元気で気さくな方。
話しているとこっちも元気になってくるほどだ。

いやあ、ストーンズ展が五反田でってびっくりしたんですよ。これはなんか作りたい！って思って、試作つくったんですよね！

いやいや、私もなんでパンでリップ＆タンのマーク作ろうとしたのか、びっくりしました。
そんなんされたら、もう、速攻で会いに行くしかないじゃないですか。

またまだマークに見えないので、なんとか作りたいんですが、パンって膨らむじゃないですか。
一定の形にするのが難しくて、、、
ほら、これなんかホワイトチョコが溶けてきちゃって、、、

と、新しい試作をみせてくれた。

なるほど、そりゃそうですよね、、、しかも、材料とか結構大変ですね、、、

いろいろ試作作ってみてできるだけ近づけようとは思ってます。
で、とりあえず飾りパンで作ってみたんです。
これは食べられないけど膨らまないから、まだそれっぽくできました！

おおおお！これは！！！
グロカワイイというかなんというか、、、
気持ちだけは間違いなく伝わってきます！！

コレ、窯で焼いてるときは相当シュールでちょっと笑っちゃいました。
でもお店に出すパンは、それはそれで、もうちょっと近づけるようにがんばります！！

ちょっとどうすればいいか私には検討つかないんで、あまり普段のお仕事に差し支えないくらいで構わないですよ。
そういえば、青地さん、ストーンズそんなに好きなんですか？

ストーンズ自体は後追いで聞いた感じなので、そこまで深くは知らないんですが、ロックが好きで。
もともと、音楽一家に生まれて、クラッシックで育ったんですが、中学生くらいにKissとかJudas Priestにハマって。
ハードロック系というかメタル系というか、そっちから洋楽にのめり込んでいったんです。

そりゃ、ストーンズ通りますね！分かる！
私も80年代後半くらいのストーンズから掘っていったクチなので、ストーンズドンズバ世代の方にストーンズ好きとか怖くて言えないです。
でも、青地さんは、こういう形でストーンズへの愛を表現してくださってるので、先輩方も喜んでいただけんじゃないでしょうか。
関係者の方々も大盛り上がりしてましたもん。

あと、チャーリー・ワッツのステックをモチーフにしたグリッシーニも作ろうかと思ってます。
気持ちが伝わったらめっちゃ嬉しいです！

いや、これもう、これだと分かんないから、カゴと缶の真ん中あたりにチャーリー・ワッツの写真立てておきましょうよ。
それだけで、テンション上がりますわ。

そうですね！
あとは、パンですね。
方向見えてきたら、写真送ります！

こうして、今段階で出来たリップ＆タンのパンはコレ。
わりと雰囲気出てると思うのだけど、いかがでしょう？

ちなみに、青地さんは生粋のパン職人さん。
“職人とはそう有るべき”と言う師匠の教えを胸に手間暇惜しまず丁寧に焼き上げます、とブーランジェリー アローのサイトにもあるのを後で知り、この情熱に納得。
そして、後日続々と新作が届いております！

青地さんは、せっかくならみなさんに楽しんでいただけるのが一番嬉しいとおっしゃってるので、是非、ストーンズ展の帰りに立ち寄ってみてほしい。

ちなみに、ブーランジェリー アローの通常のオススメはコチラの「ドゥ・リーブル」。
写真に入りくらないくらい大きいのだが、モッチモッチで美味しい。
是非、お試しあれ。