ワンクラス上の美味さ。ワインと串焼きの名店〜五反田 Lily〜 | Yacchaooze!

ワンクラス上の美味さ。ワインと串焼きの名店〜五反田 Lily〜

五反田エリア
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五反田の隠れた名店、Lily。

Lilyを教えてもらったのは、五反田のまるこのママ、藍ちゃんからだ。
Lilyって行ったことある?行ったことがないなら行ってみ。
料理超美味いから。五反田でもおそらくトップクラスだよ、と料理の上手い藍ちゃんから教えてもらったのだ。
Lilyは東五反田の桜田通りの高架下を入っていったところにある、五反田駅からちょっと遠く感じるところにある。
浜屋という、有名なつけ麺の近くだ。
ああ、あそこなんか店あるね、と思い、携帯にメモした。
今まで、Lilyは全くノーマークだった。
料理上手な、しかも飲食店やってる人が、美味いっていうなら、相当だろうと期待して、後日行くことにした。

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ワインの店なのに、サッポロ赤星がある。

店に着くと、ちょっと小洒落た感じの明るい店内で、女性客も多い。
たしかに女性も入りやすそうだ。
私は、一番先に着いたので、しばらく待ってるともう一名やってきた。
今日のゲスト、Junimoだ。
彼はギタリストで、アメリカの黒人音楽に影響を受け、先日自費でLAでレコーディングしてきたのだ。
Earth Wind & FireのJohn Paris(dr),Myron McKinley (Key)とか、Jeff BeckのBlow By BlowのベーシストのPhil Chen(ba)とかと一緒にレコーディングしたらしい、、、
一介の日本人がいきなりこのランクのミュージシャンと??
わけわからん。
取り急ぎ、応援のために、まずは、彼から購入。
一番目だというので、せっかくだから、サインしてくれと、サインももらう。

くぅ、、、サインなれしてやがる、、、

Junimo「Never Say Never」

今日はJunimoが、音が出来たから是非聞いてくれ!と連絡をくれたので、ちょうど内輪で会うから一緒にくれば、と、五反田に誘ったのだ。
じゃあ、先にやってるか、と飲み物を見ると、なんと、サッポロの赤星。

いやあ、分かってるなあ、赤星あるって。
参った。ということで、まずは喉を潤す。

いやあ〜アメリカおつかれ!
美味いなあ、赤星!

しばらくすると、お通しです、と、ドンと来た。
豚しゃぶしゃぶ。
お通しとは思えない。

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最強ポテサラに遭遇

コイツは期待できるな!と、先になんか食ってるか、とメニューをみて、ポテサラがオススメだというので、頼もうとしたら、二種類ある。
ハーフアンドハーフができるとのことで、これはコイツを頼むしかない。
男はだいたいみんなポテサラに思い入れがある。ポテサラ大事。
そんなこんなやってたら、全員揃って、まずは乾杯。

しばらくすると、ピザみたいに一つの皿でくると思ったら、
ひとつは、岩のりのポテサラの上に、大量の塩辛。
もうひとつは、たくあんとクリームチーズのポテサラに、チャンジャが乗ってる。
ちょっと一捻りしたポテサラ。
居酒屋のとはわけが違う、、、オシャレじゃねぇか。
おっさん三人でオシャレ。なにしてんじゃ。
オシャレなのに、結構な量だ。
おっさんは、とにかく大量のポテサラに心ときめくのだ。
もちろん、心はわしづかみされた。

たくあんとクリームチーズと塩辛のポテサラ
岩のりとチャンジャのポテサラ

まず、たくあんと塩辛のポテサラから。
塩辛の塩味と、たくあんの塩味が加わり、クリームチーズのまろやかさ、、、
バリバリと音を立てながら食うと、、、
いやあ、なにこれ。
いままで食ったポテサラの相当上位に食い込むぞ。
これだけで飲めんじゃないか。
こいつは、相当いい。

次に、岩のりにチャンジャ。
韓国風かと思いきや、じつにマイルド。
これはこれで美味いなあ、、、

日本酒にもワインにも合いそうだ。
いやあ、分かってるなあ、、、

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よだれ鳥の唐揚げ、レバテキ。いちいち美味い!

みんなで談笑していると、店員の若い女の子が皿を取りに来た。
まるこの藍ちゃんから、Lily教えてもらったんだ、と声をかけた。

そうなんですね!
私、前に、まるこで働いていたんです!
藍さんがウチのオーナーのこと尊敬してて、私も飲食勉強したくてここで働くことになったんですよ。

そうなの?
藍ちゃんも相当上手いけどね。
そういうつながりだったのね。

とても、気さくでハキハキとした可愛らしい子だ。
私は、カウンターの奥に目をやると、料理を作っている男性がいた。
あの人がオーナーさんだなと、軽く会釈をした。

しかし、料理美味しいね。
あとオススメある?

ウチ串焼きオススメです!
あと、このよだれ鳥も。
あと、このレバテキも!

おお、一気にきたね!
じゃあ、全部!

ありがとうございます!
串焼きどれにします?

アスパラの肉巻きと、ニラとチーズの肉巻きと、、、
あと、ハラペーニョの肉巻きと、シュウマイ、かな。

すぐに、よだれ鳥が来た。
え?唐揚げ??
なんだ、このとてつもなくいい香りは、、、

よだれ鳥の唐揚げ

名古屋の甘辛手羽先の感じで半身になってる。
パリパリの皮に柔らかい鶏肉。
こりゃ美味いなあ、、と食べてると、レバテキ。

中が生なのが見て分かる。
一口頬張ると、中まだ冷たいくらいの生。
脳天突き抜ける美味さ!
これは溶けるわ、、、
なんだ、この料理のオンパレード。

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肉巻きがこんなに美味いとは!丁寧に炭火で焼いてくれる串焼きの数々。

そういえば、CDかけられんのかな、この店。

割と大きめの音量で懐かしいJ-POPのBGMがかかっていたので、さっきのCDをかけてもらおうと思ったが、流石に他の客に悪いかなあと、遠慮したのだ。
Junimoが、Spotifyにあると言い出した。

いやいや、俺CD買っちゃったじゃん。
Spotifyにあるの先に言おうよ!
なにそれ〜!
じゃあ、Spotifyで聞くか、、、

私は携帯でJunimoを探し、聞いてみると、一曲目の、ネオソウルなOlde Tyme Pretzelのリズムで完全にやられ、二曲目のI Never Knewで笑えてきた。

なにこれ!
え?この音像というか空気感、すごいな!
エンジニア相当な人でしょ?まじかよ。
え?これ独りで乗り込んで作ってきたの?やばいね!!
いやあ、かっこいい。渋いなあ、、、、

エンジニアのマークのハウススタジオでレコーディングしたんですけど、彼の耳は超一流だと思いますよ。
スタジオにはスタジオにはヴィンテージ機材のオンパレードです。
64年のヴィンテージアンプとかあって、使わせてもらいました。

うわー!音ぜんぜん違うもんねえ!
これ、言っちゃえば、インディーズでしょ?自主制作。
LAで自主制作やるって、すげえわ。
日本のミュージシャンでも、このやり方知らない人多いでしょ?

ネックはお金だと思います。そしてアメリカ音楽への愛情と文化への尊敬。
そしてパワーですね! アメリカ音楽への理解。
日本人の言うグルーヴはアメリカのそれとは違います。
テクニックでは語れないもの。
アメリカの人々の暮らしの中から生まれるグルーヴを理解してる日本人はほとんど居ないと思います。
だから僕のギターは日本人っぽくないアメリカンなサウンドに聞こえるんです!

アメリカ居たんだもんね。なるほどね。
しかし、この音、ヨーロッパとか、イギリスでウケそう。
日本は、相当耳肥えるリスナーじゃないと、難しそうね。
ほとんどの人、英語ってだけで、聞かないから。

ヨーロッパですか?そこまで考えが及んでなかったです!

アメリカっぽいのだけど、なんかウエッティーというか。
能天気な感じがしないのかなあ、、
いい意味でよ?もちろん。
プリンスとか2000年以降、アメリカよりも、イギリスやヨーロッパで人気あったじゃない。
あんな感じ。

この曲、強烈でしょ?どファンク!

おおお、これ、ミネアポリスファンクじゃん!!超カッケー!!

おお!これもいいね!
ロックっぽいのが、らしい感じするね。
こっちなんじゃないの?

この曲のギターソロ秀逸ですよ!
スティーブ・ルカサーとリッチー・コッツェンが大好きなんです。

わかる!!!きもちいいね、ギターソロ!

そんな音楽談義を堪能してた矢先に、串焼きがどんどん来る。
アスパラから。
食べたら分かる。
ちゃんと炭火でじっくり焼いてくれてる。
うわあ、うめえ、、、丁寧だなあ、、、

次はニラとチーズの豚巻き。
これがやばいくらいに美味い!

ニラとチーズ肉巻き

トドメはシュウマイ。
蒸すのと全然違う。
食感も味わいも全然別物。
相当いいぞ、これ!

シュウマイの串焼き

怒涛のように、出てくる料理がとにかく、スキがない。
お見事。
しかも、スキない音楽も、がっつり聞かせてもらい、もう、お腹いっぱい。
居酒屋で、ブラックミュージックの妙。
なかなかオツなもんです。
Junimo君、こんな本格的な音楽作れんなら、ナイル・ロジャースみたいに、プロデュース側に回ればいいじゃないの?とも思ったり。

しかし、Lilyの料理はどれも量がすごい。
串焼きなんて、三人いるから、一種三本!とかいって、バカバカ頼んじゃうと相当な量になる。
ワインの店だが、日本酒もしっかり置いてあるから、酒の好みの異なる人とも、気を使わないで来れるのがいい。
世界に羽ばたくポテンシャルのあるミュジシャンとともに、五反田トップクラスの飲み屋、しっかり堪能しました。
ここは知らんかったわ、、、
絶対また来る。最高。

店名Lily
ジャンル居酒屋・串焼き・ワイン
電話03-5420-0540
予約可否予約可
住所東京都品川区東五反田4-9-6 1F
営業時間17:00~24:00
定休日不定休
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プロフィール
この記事を書いた人
yacchaooze!編集長

Yacchaooze!編集長。
ファンタジーを求めて、グルーヴ感ある店を探し当てるのが特技。
今宵もソロ活動に勤しむ。五反田がホーム。
今日もどこかで、やらかしてます。

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